毎年2月に開催される三原神明市は、別名「だるま市」と呼ばれ、
露天でだるまがズラリと並びます。
これは江戸時代、神明祭で縁起物としてだるまを売りはじめたことに由来します。
神明祭に訪れた人々が、家族の人数分だけだるまを買って、その背中に一人ひとりの名前を書いて、
安全や健康を祈願し、神棚に祀り、古くから珍重してきました。
三原だるまには
①初めから目を描いている
②豆絞りを巻いている
③振ると中の鳴り物が鳴る
④起き上がる
という特徴があります。
三原の人々にとってだるまは単なる縁起物ではなく、
想いや伝統が今でも息づいている特別な存在です。